キユーピーと全農のカット野菜会社、出荷開始

　キユーピーとＪＡ全農が合弁で2013年12月に設立したグリーンメッセージ（神奈川県大和市、林素彦社長）が新工場を竣工し、５月１日からカット野菜の出荷を開始した。
　取り扱うのは千切りキャベツ、カットレタス、グリーンリーフなどのサラダ素材。ＪＡ全農の野菜調達力と、キユーピーの生産技術力・品質力を生かし、鮮度管理を徹底した国産野菜を原料とする業務用サラダ野菜を、飲食店、レストラン、ＣＶＳベンダー、惣菜メーカーなどフードサービス向けに提供する。
　初年度は９億円を見込み、10年後の2025年までに売上げ100億円事業に成長させる予定。
　製品はＪＡ全農の調達力を生かし、国産野菜を使用。産地から仕入れ、加工、出荷まで全ての工程で低温管理を徹底。洗わずそのまま使える商品設計がポイント。
　グリーンメッセージは大和市下鶴間2415、敷地１万3500㎡、延床4200㎡。資本金20億円、キユーピー51％、ＪＡ全農49％の出資。生産能力は年間8000ｔ。技術をいかし「生産者と食卓の想いをつなぐ野菜工場」をめざす。

新工場の外観

グリーンメッセージの商品「にんじん」

グリーンメッセージの商品「キャベツの千切り」