冷蔵機能付商品受け取り用ロッカーを発売

 グローリーは宅配商品の受け取り用ロッカーに冷蔵機能を搭載した「LEAシリーズ」を10月からラインアップした。ネットスーパー市場の商品受け取りロッカー事業の拡大をねらう。

          製品イメージ

 同社が手掛けるロッカーでは初となる冷蔵機能を備えたロッカー。これまでは生鮮食品などをロッカーで受け取るときは、保冷材と一緒に入れていた。冷蔵機能の搭載で保冷材を使わず、直接商品だけ保管と受け渡しができる。
 同社はコインロッカー事業のパイオニアとして、非接触ICカードに対応したロッカーやクラウドを利用したロッカーの空き状況案内など、利便性を追求した様々な製品、サービスを市場に投入してきた。現在、コインロッカー市場での導入実績は2万台を超えている。

実際に運用始まる

 ライフコーポレーションが運営するライフネットスーパーの一部店舗では、購入した商品を宅配以外に、実在する店舗内のロッカーで受け取れるサービスの試験運用を2015年4月から実施してきた。
 首都圏のライフネットスーパーセントラルスクエア押上駅前店と、近畿圏では初となる西宮原店では、冷蔵機能付商品受け取り用ロッカーで新たな運用を開始する。
 このようなロッカーを介した商品の受け渡しは、流通業界以外でも、通販会社や運送会社など多くの業界でサービスが拡がりつつあり、今後も拡大するとみられる。
 グローリーでは「様々な市場で培ったノウハウをもとに、多様化する利用者のライフスタイルに対応した製品を開発していきたい」とコメントしている。