食品残さから有機肥料を生産

 コロナと、オーシャンシステム、丸正土木、野上米穀の4社は、食品循環資源から有機肥料などを製造する新会社「コロナビオリタ」を設立した。食品工場から排出される食品循環資源の再利用に取り組む。
 コロナは有機肥料などの主原料となる食品循環資源を、主にオーシャンシステムから安定的に調達し、丸正土木による運搬、分別作業を経た後、有用微生物による独自の高速発酵分解技術を用いて有機肥料や腐植土を製造する。有機肥料の製造に不可欠な原料である米ぬかは野上米穀から安定的に調達する。
 製造する有機肥料や腐植土はコロナの子会社で、有機栽培による米や野菜の生産に取り組む農業生産法人コロナアグリに販売するほか、有機栽培米の販売を促進している野上米穀の契約農家や有機栽培に取り組む他の事業所などにも販売する。
 約3億円を投じて有機肥料などを製造する工場を建設し、来春から生産を開始する。