誉田CFC本格稼働、ロボットがピック

 イオングループのイオンネクスト(バラット・ルパーニ社長)が提供する次世代型ネットスーパー「GreenBeans(グリーンビーンズ)」の受注から発送までを一貫して担う千葉市の誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)がこのほど本格稼働を開始した。

 英国テクノロジー企業のOcado Group plcの子会社Ocado SolutionsのAI、ロボットを活用した最先端のオペレーションとロジスティクス、パーソナライズされた快適なユーザーインターフェース、徹底したコールドチェーンによる高い鮮度管理により画期的な顧客体験を提供するという。

 誉田CFCではロボットが商品をピッキングする。商品を傷つけないように重いものや固いものを先に、常温、冷蔵、冷凍の順番でピックアップするようプログラムしている。

 倉庫内の約1000台のロボットは注文が入ると秒速4mで移動し、生鮮食品や加工食品、日用品など5万品目(サービス開始時は2万品目)の中から6分間で50個の商品をピッキングすることができる。

 配送ルートは受注と同時にAIが計算し、同地域内で利用者がどのくらい商品を注文しているか、どのように配送するのが効率的かを最適化し、配送効率を高めている。配送車両にはオートマの普通車を導入し、ドライバーが採用しやすい環境を整えた。

          ロボットがピッキング(イオンネクスト提供)