ＡＧＦとＡＧＶ、パレタイザーが賢く連携、自動ピックを実現
三菱ロジスネクストはＡＧＦ（無人フォークリフト）とＡＧＶ（無人搬送車）に加え、パレットに製品を積み上げるパレタイザーの３つの自動機器が連携制御する自動ピッキングソリューションのシステム開発に成功した。三菱重工との協業。「国際物流総合展2022」ではＡＧＦとＡＧＶの連携による製品の補充、ピッキング後のパレット回収のデモンストレーションを行う。
これまで熟練作業者が経験やノウハウを頼りに行っていたピッキング作業を、三菱重工が研究開発を進める物流機器システムの同調・強調化のプラットフォーム「ΣＳｙｎＸ（シグマシンクス）」によって自動化・知能化した。同社が独自開発した最適化エンジンとＷＣＳ（倉庫制御システム）が複数のＡＧＦ、ＡＧＶ、パレタイザーに指示を出して効率的に連携させ「賢いピッキング」を可能にする。
三菱重工が横浜市本牧で運営するオープンイノベーション施設「Yokohama Hardtech Hub
（ＹＨＨ）」内に、今回の自動ピッキングソリューションの実証施設を開設した。施設見学は
10月から
具体的には�〆脳�のピッキング回数で出荷するパレット積み付けの最適化、�▲僖譽奪箸鯤�散配置してＡＧＶの渋滞を回避するパレット配置の最適化、��ＡＧＦにアイドルタイムが発生しないようパレットの返却を優先するオーダー処理順の最適化などを実現する。こうした連携制御によって人手不足の解消、重労働からの解放、ヒューマンエラーの削減、倉庫の保管効率とスループット（処理能力）の向上に貢献する。
今回のソリューションは床面工事などの大規模改修を必要としないＡＧＦやＡＧＶを採用しているため、現在主流となっているマルチテナント型物流施設への導入や急な倉庫レイアウト変更にも対応できる。ブースは東４ホールの4-102。
ＡＧＦとＡＧＶの連携の様子