医療食の専門展、9日から

 医療・介護食品に関する専門展「メディケアフーズ展」が2月9〜10日、東京のビッグサイトで開催される。
 出展する主な企業はタカキベーカリーが舌で簡単につぶせる食パン、クリニコが濃厚流動食やとろみ調整食品、嚥下補助食品、シダックスデリカクリエイツがやわらかマザーフード、ネピュレが過熱蒸気と高速遠心ミキサーによる新型ピューレ、日本新薬が介護食向けの高機能たん白素材を紹介する。また、設備・機器関係ではエフ・エム・アイが介護食作成に必要なミキサー類、ブルーナジャパンが業務用粉砕機、フードプロセッサーを展示する。
 医療食の現場で活躍する管理栄養士、病院長らによる特別セミナーも同時開催される。
 同展のHPで事前登録すれば入場無料、当日3000円。 
 医療・介護食は画一的な「集団給食」から、個別の栄養管理や食事提供に向かっており、現場対応には限界があり、企業の商品開発力に期待が集まっている。
 医療体制は飽和状態となり、慢性疾患患者は在宅介護に移行している。在宅介護・高齢者向け食品の需要は大きくなっているため、同展では在宅向け商品の開発を後押しする。食品・食材のほか、関連する設備、機器、サービスも紹介する。