千葉ニュータウン完成
日本で81棟目
物流不動産の所有・運営・開発会社のプロロジス（東京・丸の内、山田御酒社長）が千葉県印西市に建設していたマルチテナント型施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」が完成した。26日の竣工式には山田社長、テナント社、建設関係者のほか、印西市の板倉正直市長、千葉県企業土地管理局の加藤岡正局長、都市再生機構首都圏ニュータウン本部の茂木貴志本部長らも出席し、晴れの完成を祝った。
周囲は電算センターやデータセンター
プロロジスは世界20カ国で3200棟の物流施設を手掛け、4700社が利用。2001年から日本でも事業を開始した。山田社長は「千葉ニュータウンは日本で81棟目、千葉では18棟目になる。千葉ニュータウンは住宅街や商業施設がバランスよく立地。地盤が固く、活断層の空白地帯であることから大企業の電算センターやデータセンサーが多い。プロロジスパーク千葉ニュータウンは緑が多い地域の景観になじむよう、外装の色合いに工夫を凝らした」と説明した。
威勢よく鏡開き
敷地面積は５万5100�屐�地上５階建て、延床面積12万8500�屐�上り下り専用のダブルランプウェイ、各階に40フィートコンテナトレーラーが接車可能なトラックバースを備え、効率の高い物流オペレーションが可能。賃貸可能面積は１フロア最大２万3300�屬�ら最小4300�屬龍莢茲泙如�幅広い物流ニーズに柔軟に対応する。
５階に入居するアッカ・インターナショナル（加藤大和社長）は「プロロジスパーク千葉ニュータウン」のパートナーとして、入居企業向けにアパレルｅコマースのフルフィルメントサービス（提携先の商品販売代行）を提供し、複数企業の業務も受託。“ささげ業務”と呼ばれる通販用商品の撮影・採寸・原稿作成や、在庫管理、カスタマーサポート、物流業務などを代行する。
アッカ・インターナショナルの加藤社長は「物流拠点として保管・配送はもちろん、ここではモノ以上にデータが動く」と特徴を語った。