西日本食品産業展、23〜25日開催

 西日本エリアで最大規模の食品関連展示会「第28回西日本食品産業創造展‘18」がマリンメッセ福岡で5月23〜25日開催される。199社が出展する。
 今回は「食品工場の自動化・省力化コーナー」を拡充した。慢性的な人手不足を背景にロボットや自動化システムを提案する出展社が増えたため。オムロングループのSKソリューション(福岡市)は最新型の協働ロボットを展示する。
 マキテック(名古屋市)は垂直搬送装置やパラレルリンクロボットを含めた搬送システム、串刺機で国内シェアトップのコジマ技研(神奈川県相模原市)は卓上串刺機や量産型の万能自動串刺機を出品する。
 「食肉・水産・農産加工機器ブロック」には愛工舎製作所(埼玉県戸田市)や増幸産業(埼玉県川口市)、ドリマックス(埼玉県川口市)など関東の食品加工機械メーカーも出展する。
 高速切断混合ミキサー/カッターミキサー(愛工舎製作所)やナノレベルまで破砕するグラインダー(増幸産業)、スライスから千切り、ダイスカットまでを1工程でこなすスライサー(ドリマックス)などの独自技術を紹介する。

セミナー、イベントも充実

 「食の問題点を解決する、学べる展示会」を掲げる同展は今年も37本のセミナーを開催する。「特別講座−HACCP入門〜今、食品業界に必要なこと」をテーマに九州厚生局健康福祉部の石井敦子食品衛生課長が講演する他、ロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長CEOやパティスリーの女性オーナーシェフらが登壇する。
 イベントコーナーでは全九州洋菓子実技コンテスト福岡大会、アメ細工を作るミニ講習会、手ごねパンの実演、和菓子体験講習会などを実施する。また、「第11回サマーバレンタインフェスタ」では夏恒例の販促企画サマーバレンタインに向けて商品サンプルやラッピング、各種ツールなどを提案する。
 会期中は約2万人の来場を見込んでいる。

愛工舎製作所はカッターミキサー「AC−25S」を展示する