中村産業は日本で初公開となる液化窒素式トンネルフリーザーをはじめとした最高品質の食品機械で実演を行い、食品のトータルソリューションを提案する。
液化窒素式トンネルフリーザー
日本初公開の液化窒素式トンネルフリーザーとバッチ式フリーザーはAir Liquide社製。
液化窒素による急速凍結は冷媒にフロン等の有害物質が不要。食品の細胞を破壊せず、食材の味、色、臭いの変化を抑制し、ドリップを防ぐので、高い品質を保持できる。
機械式の凍結に比べて、初期投資は安く、ランニングコストは高くなるが、出来上がった製品の品質の高さ、メンテナンス性、凍結スピード、省スペース等、多くのアドバンテージを有する。
展示するトンネルフリーザーALIGAL FZの本体は、ファイバーグラスを採用。衛生的で軽量なので、運搬、洗浄が簡単。
会場ではMarel社のポーションカッターで定量カットした生肉を液化窒素式バッチ式フリーザーで凍結し、真空包装機でパックする一連の流れを実演する。
スマートライングレーダー
Marel社のスマートライングレーダーは特徴であるスピードと精度に加えて、機械の洗浄性とメンテナンス性を強化し、モジュラー構造によりグレーディングに必要とされる要素に柔軟に対応する。
IP69Kの防水性を備えており、短時間で分解、組み立てができる。独創的なオープンフレーム設計は容易な保守、メンテナンスを可能にし、傾斜をつけたデザインにより高い衛生環境を保証する。
速度と精度を追求した、グレーディングとバッチング。ユーザーのニーズに合わせた仕様選択ができる。
Sealpac社の真空包装機は深絞り包装機の機能を踏襲し、省スペースに配慮した小型包装機。丈夫なフレーム構造なので簡単に運搬作業が行える。サーボ駆動チェーンと注油不要のリフティングシステムを採用しているので、メンテナンス費用を最小限に抑えることができ、評価が高い。
その他、高圧なダブルシールを行うため、シール不良が起こりにくく、機械に装備されているエアクッションを使うことにより、しわを防止し、真空時間を短縮した、Supervac社のベルト式チャンバーマシン。真空式のカッターを使用することで、製品の酸化を減少し、色・風味を維持して、製品の品質を高めるK+G Wetter社のバキューム式ボールカッターなど、様々な食品機械を出展する。