マイナスイオンを使った解凍庫を紹介、細胞破壊を抑える

 冷熱・プレハブ・建設事業を展開するフリーザーシステム(福岡県飯塚市、松下千佳人社長)は、表面からマイナスイオン、芯部から遠赤外線を出して均等解凍を促すMi・Fi解凍庫をシーフードショーで紹介した。
 庫内の全壁内にマイナスイオンと遠赤外線を常に発生する電気石セラミックス板のMi・Fi板を装着。
 さらに加温装置・超音波ミスト発生装置、エアーブラッシング循環ファンを稼動させることで、常にマイナスイオンと遠赤外線が放射される環境を作り出した。
 Mi・Fi解凍庫で解凍すると、マイナスイオンにより細分化された水分子がマイクロミスト霜となって冷凍食品に包着し、冷凍食品の解凍時の細胞破壊を抑える。そのためドリップが出ないという。
 コンパクトサイズの166リットル内容量の解凍庫が97万4400円(税込み)。解凍温度は−2〜10℃で解凍時間は8〜12時間、解凍処理量は1回30kg。
 引き出し式、業冷庫型のほかプレハブ式の解凍庫も販売している。設置スペースにあわせ、本体の間口・奥行・高さを希望の寸法で作製するサービスもある。
 現場から理想的な解凍ができる解凍庫がないかとの相談を受けて開発した商品だという。

Mi・Fi解凍庫

来場者の関心を集めていた