水産タイムズ社、欧州視察セミナーを実施
フランス、スイスの小売業も探る

 水産タイムズ社は2009年4月26日(日)から5月3日(日)の8日間、欧州シーフード・エキスポ見学をメインに、スイスのチューリッヒ、ルッツェルン、さらにはパリの流通視察を加えた視察ツアーを実施する。
 欧米の『寿しブーム』に見られるように、世界の各地で水産物の需要が高まっているため、ブリュッセルで毎年開催される『欧州シーフード・エキスポ』は近年益々注目度が増している。
 本セミナーではシーフード・エキスポの視察に加え、欧州で長く日本食品の拡販に携わってきた食品コンサルタントから現地レクチャーを受ける。ブリュッセル近郊の魅力的な中世の都市や、チューリッヒ近郊の湖沿いに建ちオーベルジュ風の食事ができるホテルに滞在するといった、ヨーロッパの魅力も満喫する。
 一方、ヨーロッパの寿しレストランは、多くが韓国や中国人の経営によるもので、スーパーで売られている寿しも、日本人の考える寿しとは程遠い。こうした欧州の寿しブームの現状を探り、おいしい寿しを定着させていく上で、日本にビジネスチャンスはあるのかといった点も考察する。
 円高が進み、一時の極端なユーロ高、燃油高も収まっているため、ヨーロッパの渡航環境は好転している。費用は57万5000円。
 訪問国はベルギー、スイス、フランス。レポーター同行、添乗員付。

シアルチャイナ視察ツアー、5月19日から

 水産タイムズ社はシアル・チャイナ視察ツアーを5月19日(火)〜21日(木)、主催者であるフランス見本市協会の後援のもと、同協会唯一のオフィシャルツアーとして実施する。
 「SIAL China」は世界最大級の食品見本市であるパリのシアル事務局が、成長著しいアジア市場をにらんで2000年に中国でスタートした。08年は出展企業約1100社、来場者約2万8000人で、中国大陸第一の食品・飲料見本市となった。10周年を迎える今回は、上海新国際エキスポセンターで5月19日(火)から21日(木)まで開催される。
 上海新空港からは話題の世界最速のリニアモーターカーで市内へ移動する。
 専用の通訳も用意し、現地で不自由なくやり取りすることができる。