キユーピーは酢酸菌酵素を配合した新商品「よ・い・と・き」を10月7日からの全国販売に先立って自社ネット通販で販売しているが、「お酢でお酒を飲む人に良いサプリができる」ことに高い評価が出ている。
酢酸菌酵素を配合した飲む人のためのサプリメント。独自の醸造技術で、世界初の大量生産に成功した。酢酸菌酵素にはアルコール脱水酵素やアルデヒド脱水素酵素が含まれている。「酢酸菌を大量増殖することと、熱などに弱い酵素が効力を失わないように製品化するのが難しかった。問題解決には研究者の技術力だけでなく、現場の経験値が必要だった。当社の持っている技術、素材が詰まった商品」(同社)と自信を示している。
2種類の酢酸菌酵素配合「よ・い・と・き」
7月27日から自社ネット通販で先行発売しているが、利用者の反応は良く、「キユーピーの製品ということで驚きました」、「お酢でそんなことができるんだ」、「天然由来で安心できる」、「飲酒後、残ることが増えてきたので、このような商品があるとありがたい」、「ドリンク剤の味が苦手なのでソフトカプセルが良い」――など、色々な意見が寄せられている。
開発に当たっては同社でも「顆粒、打錠、ドリンクなど、剤形もいろいろ検討した。利用者のニーズを調査したところ、『ドリンクを開けてグビグビ飲むのはシーンを考えてしまう。さりげなく、さっと飲めた方が良い』という意見があった。そこで薬感がなく、酵素を摂ることができるソフトカプセルにした」という。
コンビニエンスストアに向けて提案を進めているが、スーパー、ドラッグストアなどでも興味を示しており、10月の全国販売時には広がりが見られそう。「全国販売後、飲酒の機会が多くなるシーズンになるので、プロモーションを展開できたらと考えている。外食店などのフードサービスでも商品を知っていただくきっかけづくりなどができないかと考えている」(同社)。
使用上の注意は『本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、健康が増進するものではありません。1日の目安量を目安に召しあがってください』など一般的なサプリメントと同じ。特に飲み合わせで悪いものはなく、お腹の中でアルコールと酢酸菌酵素が一緒にあることが重要。サプリというと、水で飲まないといけないと思いがちだが、お酒と一緒に飲めるところも、この商品の利点。
2粒入りは税込249円、2粒×5袋入は税込1188円。