ある地方の精肉PCの立ち上げをもとに、具体的に何をすれば良いのか、成功例、失敗例を示しながら紹介してみたいと思います。
ある地方の量販店。業績が低迷気味で何とかしなければ・・・という経営陣が、思い切って仕事の仕組みを変えようと考えました。
第1部 計画(基本構想)
<1>まず現状の把握、認識を行いました。
(1)精肉部門は利益が出ていない
(2)前年対比マイナス売上げ
(3)センスのある精肉MGの存在と、立地の良いお店の利益で全体をカバーしている
【主な理由】
(1)競合店が常に安い
(2)売上げ確保のため品揃え、大量陳列するが、ロスが多い
(3)経費がまかなえない(人件費・販管費)
<2>この状況を改善するため、いろいろと検討し、大胆な仮説を立ててみました。
(1)精肉PCセンターを設立し、30店舗、1日平均1万2000パックを集中生産し、インストアでは製造しない。
(2)店の精肉担当をすべて配置転換し、専任は置かない
(・発注は送り込み ・加工肉の発注は惣菜担当が行う)
この仮説でシミュレーションを行います。
次号も、計画(基本構想)についてご紹介します。