【年頭所感】
創立50周年、より高度な包装技術の開発を
日本包装技術協会 池田 弘一会長

      池田会長

 包装産業は社会に調和した包装の実現に向け、新しい挑戦が始まっている。持続可能な社会形成に貢献していくため、食の信頼に向けた安全・安心への取り組みや、低炭素社会の実現、エネルギー・環境対策の再構築など、より高度な技術の開発が企業の責任であり、社会への大きな命題として早急に取り組んでいかねばならない。
 当会は昨年秋第24回東京国際包装展(東京パック2012)を開催した。公益社団法人として初めて開催した展示会だが、内外から延べ17万人を超える来場者があった。来場者の多くが展示会を通して、持続可能な循環型社会に貢献できる包装を実現することが、世界中の包装関係者の共通の課題であることを改めて認識した。
 協会は今年創立50周年を迎える。包装を取り巻く環境もますます厳しくなるが、この節目に当会は、基本事業である包装適正化の推進や、次代を担う包装人材の育成事業などのさらなる充実を図る。この50周年を新たな第一歩として進んでいきたい。