パナソニックは業務用空調機器を遠隔管理・集中コントロールできるクラウドサービス「AC Smart Cloud」を12月1日提供開始した。
集中制御機器の「クラウドアダプター」に接続した空調機器の運転状況を遠隔で一括管理できるほか、エネルギーの見える化、メンテナンス時期の通知、異常が発生した際のメール発信、省エネ制御などのサポート機能を提供する。
多拠点一括管理のイメージ
接続可能な機器はパナソニック製のパッケージエアコン(オフィス店舗用、ビル用マルチ)、ガスヒートポンプエアコン、ルームエアコン、換気扇など。室外機60台、室内機128台まで接続できる。
これまではライセンス管理が与えられたアプリケーションソフトを特定の端末にインストールして管理する必要があったが、今回のサービスはクラウド上で管理できるため、任意のPCやスマホ、タブレット端末による操作が可能になる。複数拠点で稼働する空調機器を誰でも、どこからでも、簡単に一括管理することができる。個別にアクセス権限を与えて利用者を制限することも可能。
将来的にはクラウドサーバーに蓄積する空調機器の運用データを分析し、省エネ機能やメンテナンスの効率化なども提供する。設備管理者の作業軽減、運用負担の軽減を図る。
サービスの利用にはクラウドアダプターの設置が必要。希望小売価格50万円(税別、工事費別)。
システム構成図