三菱食品、キユーソーと物流統合へ
首都圏エリアの低温食品物流を共同推進

 三菱食品(京谷裕社長)はキユーソー流通システム(西尾秀明社長)と主に食品を対象とした物流事業の一部を統合して、両社を出資者とする合弁会社へ会社分割により承継させることで合意した。

 卸事業会社と物流事業会社という異なる立場の両社が、従来の受委託の関係性を飛び越え、パートナーとして手を取り合い、食品の物流に関する知見・経験を掛け合わせることで、様々な新しい価値を生み出すのが目的。

 両社は今後も成長が期待される主に食品を対象とした首都圏エリアの低温物流の分野において、提携、協力して物流事業を共同推進する。

 8月31日に統合契約・合弁契約を締結した。統合は簡易吸収分割に該当することから、株主総会の承認決議を経ずに行う。三菱食品が100%子会社として設立する準備会社を吸収分割承継会社とし、両社をそれぞれ吸収分割会社とする簡易吸収分割。準備会社は両社からの分割に対して普通株式を発行。三菱食品に750株、キユーソーに250株、それぞれ割当てる。

 承継会社(合弁会社)は今年10月2日に設立予定。名称は「エル・プラットフォーム株式会社」。所在地、代表者は未定。資本金は1000万円。決算期は3月31日。出資比率は三菱食品75%、キユーソー25%の予定。統合は2024年4月1日付。