キリンビバレッジと富士山の銘水(株)は合弁会社を山梨県富士吉田市に8月設立する。富士山の自然に育まれた豊かな地下天然水を活用し、キリンブランドの宅配水を製造する。
2016年に業務を始める見込み。顧客への商品、サービスの提供はキリンビバレッジが行う。合弁会社を設立することで、将来的に宅配水専用の水源と製造用地を確保し、宅配水事業の基盤を強化する。
両社は合弁設立を発表する前から強固な関係を築いていた。キリンビバレッジは富士山の銘水社と提携して、富士吉田市のクリーンな水源から採水したまろやかな天然水を毎日飲めるウォーターサーバーシステム「KIRIN AQUWIS(キリン アクウィッシュ)」で宅配水事業を2013年1月開始した。
顧客の安全・安心意識が高まり伸張しているミネラルウォーター宅配市場で、軽量化により交換やリサイクルがしやすくなった7.15Lパックを採用、インテリアに合うカラーとサイズが選べるサーバーを導入するなど、顧客のライフスタイルにミネラルウォーターサーバーを浸透させるような新しい価値を提案している。