農林水産省は鹿児島大学、日本マクドナルド、食品安全マネジメント協会と共に食品安全専門の人材育成を推進する。�／�品安全の基礎的な知識を持つ人材に加え、��安全管理について国際的な議論に参加できる人材の確保をめざす。そのための体制、仕組みづくりについて、全国の大学や食品産業界などを交え2018年度から議論を本格化させる。
当面、鹿児島大学に教育プログラムを設け、2018年度前期のコマから授業を開始する。プログラムの一部では日本マクドナルドが講義を行い、将来的には食品安全マネジメント協会の監査員研修コースを組み込み、修了書を受講者に交付する。人材育成の核となる教育プログラムの作成、実施に際しては、農林水産省、食品安全マネジメント協会が行政関連や世界情勢の情報提供、講師派遣などで協力する。
食品安全管理に対する要求は年々高度化、複雑化しているが、日本国内で食品安全の人材育成は企業内OJTが中心。教育機関で専門家を育成する海外とは仕組みが異なる。農林水産省は「食品産業界が必要とする知識と教育機関での教育内容が整合性を持ち、産業界に専門家を輩出していく体制の構築を急ぎたい」としている。