森永乳業は基幹工場である利根工場、神戸工場で、ヨーグルトの製造体制を強化する。
利根工場では新棟を建設し、神戸工場では製造ラインを増設する。
利根工場は茨城県常総市内守谷町4013−１。延床面積は約３万2000�屐�生産能力は年産約２万8000kl。約217億円投資して、2017年12月に着工し、2019年６月からの稼動をめざす。
神戸工場は兵庫県神戸市灘区摩耶埠頭３番。生産能力は年産約２万8000kl。約65億円投資して、2018年４月からの稼動を予定している。
近年、ヨーグルト市場は伸長が続いており、2015年度の家庭用ヨーグルト市場規模は約4000億円。宅配を除く同社の家庭用ヨーグルトの売上高は、502億円で前年比106％になった。
ヨーグルトの健康価値が利用者に認められており、機能性ヨーグルトを中心に需要が高まっている。
日本では高齢化が進み、健康への意識は一層高まっていくものとみられ、ヨーグルト市場のさらなる成長が期待できる。
同社では「利根工場の新棟、神戸工場の新製造ラインで、機能性ヨーグルトを増産し、ヨーグルト事業の強化を図りたい」としている。