味の素は中国の子会社、上海味の素アミノ酸有限公司の医薬用・食品用アミノ酸の生産能力を倍増させ、10月から供給開始する。投資額は約13億円。 同社によると、世界の医薬用・食品用アミノ酸市場は推定約3万tで、味の素がトップシェア。新興国の発展やアミノ酸用途の拡大で2020年には4万5000t程度に拡大すると見込んでいる。特に成長が著しい中国、アジアの需要に対応するため、市場に近い上海で増産する。 20年の時点でアミノ酸のシェア50%以上を確保する考え。