サステナブルシーフードを社員食堂で提供

 パナソニックは海のエコラベル「MSC認証」(海洋管理協議会)と「ASC認証」(水産養殖管理協議会)を取得したサステナブルシーフードを本社などの社員食堂に3月から導入する。認証ラベル付きのものを企業が社員食堂で継続的に提供するのは国内で初めて。
 門真市の本社で月1回の提供を22日から開始し、大阪ビジネスパーク(大阪市中央区)の拠点でも3月中に実施する。導入拠点と提供頻度を順次増やし、2020年に国内の全社員食堂に導入する。社員にサステナブルシーフードの理解と消費行動の変革を促し「SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を図る」(同社)としている。
 同社はWWFジャパンと約20年にわたって協業し、有明海干潟保全支援や黄海エコリージョン支援など「海の豊かさを守る活動」を行っている。MSC、ASC認証関連では「南三陸における環境配慮型の養殖業復興活動」の支援を2014年に開始。2016年3月には宮城県漁業協同組合志津川支所戸倉出張所が日本で初めてASC認証を取得した際にも貢献した。