トラック予約受付システムを試験導入

     システムのイメージ

 横浜冷凍(横浜市、西山敏彦社長)はトラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を開発し、協力運送会社とともに12月から試験導入する。
 PCやスマートデバイス(スマートフォン)を活用し、トラック待機問題の軽減・解消につなげるシステム。運送会社が入出庫やトラックの到着予定時間の予約をPCやスマートデバイスで事前に行える。倉庫側では登録された到着時間情報に基づいて貨物準備作業を予め行えるようになり、長時間待機の解消につながる。
 また同システムで事前予約を行うと、接車待ちのドライバーに対し、ショートメール(SMS)で接車の連絡ができる。SMSを使うことでバース割付や車輌接車の連絡、誘導の効率化が図れる。
 既存システムとの連携や機能拡充などを容易に行える自社専用システムとし、ヨコレイの現場ノウハウをもとに日本ユニシスが開発した。
 今年6月に竣工した幸手物流センター(埼玉県幸手市)や、来年2月竣工予定の京浜島物流センター(仮称)に導入後、その他の物流センター、協力運送会社にも順次導入を検討する。
 現在、通常の貨物入出庫準備作業は、荷主からの依頼書をもとに倉庫内で事前準備を行い、トラックが倉庫に到着して受付することで事前準備した貨物と照合し、到着した順番に作業を行っているため、トラックの長時間待機問題の一因となっている。