調理自動化、鍋振り3年、ロボシェフ1分

ご飯、具材を投入するだけでいい

 自動炊飯器や寿司ロボットなどを扱う(株)エム・アイ・ケー(さいたま市)が開発した自動で炒飯を炒める調理機「ロボシェフ」はテレビ・雑誌などさまざまなメディアで取り上げられたが、話題性だけでなく、大手外食チェーンが全店で導入するなど、販売実績も堅調のようだ。「鍋振り3年、ロボシェフ1分」をセールストークに、新たに職人を雇うのに比べて圧倒的に高いコストパフォーマンスを武器にしている。今後はタッチパネルの採用など操作性の向上に取り組む考え。
 ロボシェフは、タイマー付きのガスコンロと直径42cm(または34cm)の中華鍋、攪拌用のらせん状ループ(棒)、へらがセットになっている。パート・アルバイト従業員は鍋に具材を投入するだけでいい。らせん状ループが具材を焦がさず、均一に攪拌し、中華鍋自体も回転する。炒飯1人前(ご飯300g)が1分で仕上がる。標準タイプは1台79万8000円。火力が強いハイカロリータイプは89万8000円。
 炒飯のほかに焼きそば、野菜炒め、オムライスにも活用できる。