ペットボトルの生産能力を2倍に増強

         委託工場の様子

  整水器シェアNo.1の日本トリムと、インドネシアの現地パートナーで同国最大規模のコングロマリットであるシナルマスグループとの合弁会社PT SUPER WAHANA TEHNOは、ジャワ島東部の新たな製造工場でペットボトルの委託生産を11月開始し、生産能力を2倍に増強する。
 これまでのジャカルタを中心とした西ジャワ州に加え、スラバヤなど東ジャワ州、バリ島などに販路を拡大する。

         Pristineのラインナップ

 同社製品「Pristine(プリスティン)」は、日本トリム製の電解水素水整水器で生成したアルカリ性の電解水。国民の健康志向の高まりや日本ブランドとしての信頼性と高い品質から、2006年の事業開始以来、着実に業績を伸ばしている。今後は生産能力拡大に加え、ガロンボトルの生産能力も強化する予定。SNSでの情報発信やイベント実施などPRを強化し、Pristineのインドネシア国内シェアのさらなる拡大をめざす。
 インドネシアのミネラルウォーター市場は1500億円といわれており、現地ブランド「AQUA」が市場シェア40%を保有している。インドネシアは世界第4位の人口を誇っており、近年の経済成長で、中間・富裕層は2020年には現在の2倍、1億4100万人に増加するとみられる。健康志向の高い中間・富裕層をターゲットに展開し、シェア拡大を図る。