6つの施工工場をバーチャル視察

 中央設備エンジニアリングはFOOMAで「工場内を丸ごとお見せします」をテーマに、同社の施工実績をGoogle社の「インドアビュー」を用いて紹介している。公開している食品工場は6施設。最新のデジタル技術を駆使した、新しいプレゼンテーションスタイルが体感できる。
 ブース内には100インチを超える大型スクリーンを2面設置し、まるでその場所で視察しているかのように、来場者の要望に応じて、実際の食品工場の「行きたい場所」、「見たいところ」を選んで任意に移動したり、またはクローズアップもできる。
 体感できる工場は、アーリーフーズ首都圏工場(惣菜工場)、サンジェルマン本社・横浜工場(製パン工場)、木村屋工場(和洋菓子工場)、イタリアン・トマト東京グランデ(洋菓子工場)、K社(社名非公開)横浜工場(食品異物選別場)、ジャムコ資材物流施設(物流センター)――の6施設。同社が最近施工した施設で、今回の撮影に協力した。
 インドアビューでは、工場全景から室内全景、気になる細部に至るまで、実際の工場を歩きながら視察しているかのような感覚でじっくりチェックできる。
 低湿度空調システムと置換換気(空調)方式による空調システムなど同社が得意とする技術を紹介。低湿度空調システムは選別場での要求に応えて開発したもので、冷凍・冷蔵域から常温まで低湿度に保てる。置換換気はフィールドテストの様子を動画でも公開している。

大型スクリーンで映し出されたバーチャル工場の技術的ポイントを説明する
野々村和英エンジニアリング本部長