交差汚染のリスク回避、センサー感知消毒液

 サラヤは手に触れることなく薬液が取り出せ、交差汚染のリスクを回避できる「ノータッチ式ディスペンサーGUD−1000」を発売した。感染症対策として多人数が集まる施設に訴求、世界市場も視野に入れている。
 消毒液だけでなく石けん液にも対応、設置場所に応じた使用(据え置き、壁付けなど)ができる。様々な環境下での使用を想定し、センサー感知の精度を高めるとともに防水構造を施して、耐久性を強化。また、材質を変更することで耐薬品性能を向上させた。
 同社は1952年の創業以来、食品衛生、公衆衛生、医療衛生など、各種衛生分野で“手洗い・うがい”の基本から、アルコール消毒剤による“消毒”まで、感染予防のための衛生手洗いを啓発してきた。82年にはセンサー感知で消毒液が噴射する「自動手指消毒器」を開発した。

交差汚染のリスクを回避する「ノータッチ式ディスペンサーGUD−1000」