「超高圧製法」に挑戦
シーフードを主体とした日本ハムグループの食品メーカー、マリンフーズ（東京都品川区、蓑内眞三社長）が「超高圧製法」を利用した新たな商品づくりに挑戦している。
超高圧製法とは、食品加工で海底1万mに匹敵する1000気圧以上の圧力を利用する新技術。加熱とは違った新しい加工方法として注目されている。
通常の加熱殺菌では、製品表面から加熱するため、機械内でのムラが発生しやすいが、超高圧加工では熱による変性が起きず、容器内の全ての場所に均一に圧力がかかり、むらなく仕上がる。
加熱をしていないため、生のようなやわらかい食感を生かした商品提案ができる。加熱殺菌が不向きな製品でも殺菌できるようになり、今までシーフード商品では提案が難しかった未開拓の分野へも広がりそうだ。
この技術を応用することで、従来のチルド製品のおいしさを維持しながら、日持ちを向上させることができ、ＬＬＣ（ロングライフチルド）製品の開発が可能になる。
同社では春の新商品で、従来に比べ日持ちを大幅にアップした「シーサラダ」（10℃以下で40日間）や、「生の食感」を維持したまま30℃48時間の日持ちがするおにぎり具材の「いか明太子」、「漬けサーモン」、「塩麹サーモン」、「シーフードサラダ」を投入する。
また、生に近いレア食感のオイル漬けシーフードとして、�‐�し牡蠣�∨務て算困曚燭騰�バジル香るえび�に務て算困燭魁宗修裡管覆眥鶲討靴討い襦�
展示会で「超高圧製法」を紹介したマリンフーズ