養殖サバのオーナー制度開始

   「こりゃ!うめぇサバ」のブランドロゴ

 鯖やグループ(鯖や、SABAR、フィッシュ・バイオテック、本部・大阪府豊中市、右田孝宣代表)は、人工種苗で育成中のサバを先行的に購入できる権利「SABAR2020サバ・オーナー権」を9月1日から販売する。

 「SABAR2020サバ・オーナー権」は、オンラインでサバが育つ様子を見守りながら、食べごろに先行して受け取れるシステム。「究極のサバを食べたい」と願うサバ好きのために鯖やグループが発案した。

 食べごろに育ったサバは、オーナーの好みに合わせて、そのまま直送することも、梅酢でしめて送ることも可能。オリジナルTシャツ付き。食事プランを選択すると、希望のサバ料理専門店「SABAR」の食事券が送られてくる。予定より多くサバが育った場合は、オーナー優先に配分する。サバ3尾を1口(販売価格1万円)とし、計3800口を11月30日まで販売する予定。

ICT技術を使い、映像で確認

 採用するオンラインシステムは、今年5月に業務提携したNTTドコモのICT技術を活用。世界一の味をめざす「こりゃ!うめぇサバ」を、世界中どこからでも鮮明な映像で確認することができる。

 サバは、和歌山県串本町にある陸上養殖施設で人工種苗の卵から育て、そこから海面イケスに移し、「梅エキス配合」の飼料で約1年かけて育てている。青魚特有の臭みが減り、上品な脂の乗りが特徴。完全養殖のためアニサキスをほとんど寄せ付けず、生食でも食べられる安心で安全なサバ。

 和歌山の名産物である梅を配合した飼料を食べていることから「こりゃ!うめぇサバ」とネーミングした。