昭和産業は名古屋埠頭サイロの株式を2月23日付で取得した。名古屋埠頭サイロの議決権比率の株式33.4%を、主に布袋食糧から取得し、今年3月期に同社の持分法適用会社にする。
同社は製粉事業で「基盤事業の持続的成長」を推進するため、中京地区を基盤に長年の実績があるセントラル製粉の総発行済株式数の40.0%相当を2014年3月取得し、生産体制の連携強化を図ってきた。
セントラル製粉への委託製造量は順調に増加しており、今後一層の効率化を図るため、使用する小麦の保管と合わせた一貫運営が必要と考え、今回取得した。
名古屋埠頭サイロに対しては、効率的な運用に向けて、同社グループの持つ一定の知見を発揮し、サイロを運営する。
昭和産業は「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」ことを経営理念に、小麦、大豆、菜種、トウモロコシなどを主原料とした「穀物ソリューション・カンパニー」として、小麦粉、食用油、糖化製品、配合飼料などの幅広い事業を展開している。