昭和産業は環境対応の一環として、木質チップボイラーやノンフロン型冷媒機器の導入を進めている。
省エネのため、鹿島工場（茨城県）ではぶどう糖部門と製油部門の操業で最適な方法を組み合わせることにより、エネルギー効率の向上を図った。同じく鹿島工場では蒸気ドレン回収、熱回収を徹底するための設備改善を実施し、目標を達成した。
冷媒機器14台はノンフロン型に昨年切り換えた。今期もさらにノンフロン型冷媒の導入を図る。
神戸工場では排水遠隔監視用計器を設置し、コンプレッサー用工業用水の削減を実現した。
環境対応のため、07年度実施したことと、08年度の取り組み課題は次の様になっている。
＜ＩＳＯ14001＞
07年度 ＩＳＯ14001更新審査で環境マネジメントシステムの有効性、妥当性を確認→目標達成
08年度 環境マネジメントシステムの適正な維持と運用、継続的改善を進める
＜省エネ＞
07年度
(1)鹿島工場でぶどう糖部門と製油部門の操業の最適な方法を組み合わせることにより、
エネルギー効率を向上→目標達成
(2)鹿島工場で蒸気ドレン回収、熱回収を徹底するための設備改善を実施→目標達成
08年度 木質チップボイラーの導入、省エネ（電気、燃料など）の取り組み
＜フロン対策＞
07年度 冷媒機器14台をノンフロン型に切り替え→目標達成
08年度 ノンフロン型の採用
＜再資源化＞
07年度 再資源化率99.0％、自社内の廃油ＢＤＦ燃料化（フォークリフト使用試験データ集積）→目標達成
08年度 再資源化率98％以上を維持
＜汚染物質排出、用水使用量＞
07年度 神戸工場コージェネ設備のＮＯx排出量を逓減する改善を実施、神戸工場排水遠隔監視用計器を設置、神戸工場コンプレッサー用工業用水を削減、鹿島工場ぶどう糖部門の工程を見直し用水使用量を削減→目標には満たないが改善した
08年度 生産工程の改善により排水量を削減