キユーピー醸造日光工場、４月１日から稼働

　キユーピー醸造は健康志向の高まりで需要が増している果実酢や黒酢に対応するため、栃木県日光市に新工場を設立、４月１日から稼働を開始する。同社五霞工場の従来の生産能力約３万ｔ／年のうち醸造酢約5000ｔ／年分を移管し、五霞工場では果実酢や黒酢を随時増産する。
　総敷地面積２万9604㎡、建物面積1753㎡、総床面積1754㎡、建設費12億円。新工場に導入する発酵装置は、自動制御装置付発酵設備３基、屋内外タンク類20基、膜ろ過装置一式、殺菌機一式、廃水処理設備一式など。
　五霞工場の最新設備と同様の自動運転管理システムを搭載し、発酵に最適な条件での自動運転が可能だという。発酵中に発生する食酢のにおいをより外部に漏れにくくするなど、環境にも配慮した工場。
　製造工場は五霞、滋賀、宇佐と合わせて４カ所となった。

日光工場の外観