ケンコーマヨネーズは北海道でカット野菜事業を始める。今月から生産開始し、9日から道内のコンシューマー向けに販売する。
炭井社長
グラタン・ドリア、卵製品を生産する子会社、ライラック・フーズ(北海道白老郡白老町)で8月から増築に着手。スライサーなど専用機器を導入し、12月から本稼働に入った。1日8時間稼働し、葉物などカット野菜を1万6000パック生産する。工場スタッフを20名増員した。
29日都内で開いた記者懇談会で、炭井孝志社長は「経営方針に“サラダでナンバー1企業を目指す”を掲げている。サラダ市場を演出する企業として、マヨネーズやドレッシングだけでなく、野菜そのものの加工にもチャレンジしたい」と語った。
当面は販売を北海道に限定するが、販売状況を見極め、全国展開も検討するとしている。