農水省は、（株）ミツオ（名古屋市、青木嘉司社長）の福祉・学校・産業給食の支援事業の工夫を高く評価し、第22回優良外食産業表彰の局長賞を24日都内で授与した。農水省主催の表彰式で、山下正行食料産業局長が青木社長に表彰状を手渡した。林芳正大臣も式典に出席した。
　同社の功績について農水省は次の様に説明している。
　（１）迅速な要望把握が必要な高齢者福祉施設で喫食者やスタッフに毎日１回ヒアリングを行い「お客様リアクションシート」を作成。ニーズを踏まえ現場改善に取り組んでいる。
　（２）メタボ対策メニューを提供すると同時に、そのレシピをメモとして喫食者に提供することにより、家庭での食改善にも貢献。
　（３）「なごや食育応援隊」活動の一環として、配食している幼稚園で『おさかなマイスター』と協力し食育講習会を実施すると共に、園児に魚の佃煮を作らせ、体験ベースの知識習得をサポート。

　農水省は第22回優良外食産業表彰の大臣賞を13社１氏、局長賞をミツオの他２社に贈った。表彰者はいずれも農水省との連携、消費者ニーズに対応したサービス提供、環境への配慮などが評価された。大臣賞、局長賞の受賞者は次の通り。
　▽地産地消推進部門大臣賞＝（株）ダイヤモンドダイニング、利恵産業（株）▽同局長賞＝（株）王滝▽商品開発部門大臣賞＝（株）アントワークス、（株）トラジ、（株）松屋▽同局長賞＝小洞天▽新規業態・人材開発部門大臣賞＝（株）佐市、（株）はなまる、ひがしやまフードサービス▽地域社会貢献・環境配慮部門大臣賞＝ジェイアール東日本フードビジネス（株）、（株）ホットランド、ロイヤルホールディングス（株）▽快適給食サービス部門局長賞＝（株）ミツオ▽海外進出・食文化普及部門大臣賞＝（株）ウエスト、小野二郎氏、わらべや日洋（株）