バンコク近郊に冷凍冷蔵倉庫、冷凍庫内の作業を自動化
川崎汽船はタイのグループ会社、BANGKOK COLD STORAGE SERVICE（ＢＣＳ社）が冷凍冷蔵倉庫の３棟目をバンコク近郊のバンナー地区で８月１日から営業開始すると発表した。
バンコク市街地から30�劼旅ノ�地に位置する。冷凍冷蔵品の保管・配送拠点としての機能を発揮するため、保管（棚入れ）や仕分け、集荷（ピッキング）の作業を自動化する最新型の検索システムＡＳＲＳ（Automated storage and retrieval system）を導入し、冷凍庫内の入出庫作業を自動化した。
チルド庫や定温庫には移動式ラックを採用し、搬出入作業の高速化を実現した。食品加工が可能なプロセスルームも２カ所設けた。
新倉庫の外観、総床面積は7000��
ＢＣＳは既存倉庫でＩＳＯやＨＡＣＣＡＰなどを認証取得しており、新倉庫でも近く取得する予定という。
建物は「超省エネルギー」をコンセプトに環境配慮型にしている。外壁に二重防熱パネルを施したほか、冷凍システムには自然冷媒のアンモニアとＣＯ２を使用する二次ループ方式を採用し、庫内はＣＯ２だけを循環させる。屋根上には600Kwhのソーラーパネルを設置。日中の消費電力量を従来型の冷蔵倉庫に比べて約60％抑制する。
川崎汽船はドライ倉庫や冷凍冷蔵倉庫をタイで30年以上運営しており、バンコク近郊や日系企業が進出する工業団地、国際空港、主要港で物流サービスを展開している。
冷凍庫内の入出庫作業を自動化する最新のASRS