グループシナジーで来場者のニーズに対応
業務用厨房機器メーカーの福島工業は、FOOMAで昨年と同様に福島工業グループとして共同出展する。「フクシマグループの最新技術で工場作りをまるごとお手伝い」をテーマにフクシマグループの総合力を活かして食品工場作りをサポートする。
トンネルフリーザーの高橋工業、パネル事業のFSP、食品工場向けコンベヤライン事業の省研との４社合同で、同社グループのエンジニアリング事業を提案する。
大型タイプの自動洗浄機能付ブラストチラー
ショックフリーザー
自動洗浄機能付きブラストチラーは大型タイプを出品する。調理終了後、庫内に専用洗浄剤を投入し、クリーニングボタンを押すだけで、庫内や冷却箱内の蒸発器を洗浄し、すすぎから乾燥までを自動で行う。乾燥工程では庫内を80℃まで昇温して乾燥し、衛生的な状態を保つ。
電解次亜水生成装置は小型タイプと大型タイプを出品する。高い殺菌能力と大容量の供給能力があり、一定濃度で生成することから、従来のように薬剤を希釈する手間や希釈ミスによる濃度ムラの心配がない。蛇口を開けるだけで電解次亜水が生成でき、生成量が豊富なので、水道水感覚使える。水道水と食塩のみで生成するので、低コストで経済的。ブースでは野菜洗浄のデモを行う。
事業所設置用受取冷凍冷蔵ロッカーは開発中の試作機を出品する。宅配事業では効率性や不在再配達などが問題となっている。その対策と同時に、安心・安全、温度管理も考慮したのがこの機種。ネットスーパーで工場などの事業所の従業員から注文があると、まとめてその事業所に配送し、設置された冷凍冷蔵ロッカーに保管しておき、注文した社員は帰宅時に商品を持ち帰る。社内の福利厚生としても活用できる。
HACCPマスターV３は冷蔵庫など機器の温度管理、食材の検収時の温度記録や、各工程で誰が、いつ、何を調理したかなどの作業情報をすべてパソコン上で一元管理できるシステム。HACCP義務化に備えた温度・衛生管理のシステムを提案する。
悩みに応えるグループセミナー
会期中は毎日グループブースでセミナーを開催する。「おいしい技術」では６次産業化の事例を中心に、産地で生まれた商品を食卓へ届けるための、おいしくする、おいしさを保つ、おいしさを守る技術を紹介する。「効率化技術」ではヒト、モノ、時間、汚染原因をトータルに削減する、�盒狭�業と省研の生産ラインの自動化技術を紹介する。
「サービス技術」は温度管理や衛生管理など、HACCP運用をサポートするシステムを、「安全・安心技術」では二酸化炭素冷凍システムの安全・安心について提案する。
特別講演としてサラヤは「HACCP義務化について」と題し、制度化の方向に進んでいるHACCPについての基礎知識と行政の動向について説明する。講演は13、15日の12：00から。
出展ブースは東３ホール、３W−01。