一般社団法人日本惣菜協会(堀冨士夫会長)が21日刊行する「2014年版惣菜白書」の速報値によると、2013年の惣菜市場規模予測は2.4%増8兆7142億4200万円と2010年以来、4年連続で伸長した。
業態別シェア2位のCVSが4.9%増と全体をけん引している。
業態別ではCVSが4.9%増と12年(5.0%増)に続いて大幅に伸びた。12年は0.3%減とマイナス成長だった総合スーパーが昨年は1.7%増と回復したのに加え、専門店、他が1.5%増、食料品スーパーが1.4%増と伸長。百貨店だけが0.2%減とマイナス成長だが、減少幅はわずかのため、市場全体では堅調に推移した。
13年の業態別シェアは、専門店、他32.9%、CVS28.2%、食料品スーパー24.1%、総合スーパー10.6%、百貨店4.3%――。CVSが12年比で0.7ポイント拡大した。他の業態はいずれもシェアを落としている。
初めて調査した12年の「袋物惣菜」の市場規模は1995億7500万円だった。そのうちCVSが1205億7200万円と最多の約6割を占めた。食料品スーパーが357億8100万円、専門店、他が256億5500万円、総合スーパーが175億6700万円と続いた。