施設リニューアルを推進、2億円投資

 福岡運輸は今年から来年にかけて、全国の事業所で2億円の設備投資を予定している。福岡、大阪、船橋や東京など主たる事業所に投資する。また、一部の事業所の冷凍機を新しくする。
 大阪と船橋の事業所はドックシェルターをオーバースライドするシャッター式から観音開きタイプに取り替える。この2拠点では霜をとる近赤外線装置を庫内にこのほど取り付けた。東京の事業所でも近赤外線装置を今後取り付ける計画。
 船橋では内壁の汚れを落としウレタンを吹き付け、耐火コートを塗るなど、断熱効果を高める工事に既に着手している。大阪でも今後、断熱効果を高める工事を行ない、外観から判別できるリニューアルに取り組む。外気温が高まる夏前には完成させたい意向。「通常業務を継続しながら着工を進める」(同社)としている。
 福岡の事業所では、取り付けていた冷凍機の一部を新型に替え、2月に工事を完了した。この取り組みだけで約1億円を要したが、環境対応としてNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から助成を受け負担軽減を図った。
 船橋、大阪、福岡のいずれの拠点も築20年以上が経過している。築年数が古い施設は3拠点に限らず今後も、安全性に一番ポイントを置き、リニューアルを進める。

今回リニューアルを行なう船橋事業所