タイで大型冷凍冷蔵倉庫の施工を受注
タイで建設中の大型冷凍冷蔵庫
商業施設や食品工場、飲食店などの企画設計・施工を手がけるラックランド（東京都新宿区、望月圭一郎社長）のタイ現地法人は、同国最大級の大型冷凍冷蔵倉庫の設計・施工（防熱工事）を日系ゼネコンの協力会社としてこのほど受注した。
約２万5000�屬梁膩秦匕法�バンコク市街地から車で１時間程度のバンナートラッドに建設中で、冷凍・冷蔵食品の配送センターとして2019年８月の完成を予定している。
ラックランドはエンジニアリング事業を海外の基幹事業と位置付け強化している。タイで製造するプレハブ冷凍冷蔵庫の断熱パネルは現地協力会社に製造委託し、現地法人のラックランドタイは技術管理や工程管理を行っている。
東南アジアは１年中、高温多湿なため防熱対策は非常に難しいが、ラックランドによれば日本から資機材を調達し、省エネ対策に取り組むことで日本と変わらないクオリティを提供できるという。
同社は2013年からタイのほか、シンガポールやマレーシア、ベトナム、インドネシア、カンボジアに現地法人を設立し、事業展開を進めている。「ＡＳＥＡＮ地域は今後も大型冷凍冷蔵庫の需要増加が見込める」として基幹事業の強化を図る。