環境省、自然冷媒の冷凍装置に今年度も補助金、４月１日から募集
環境省は国庫補助事業「省エネ自然冷媒冷凍等装置導入促進事業」の2011年度補助金対象事業を４月１〜28日まで募集する。
自然冷媒を使った省エネ冷凍装置を導入した民間事業者に対して補助金を負担する。補助金額は同等の能力を持つフロン冷媒装置を導入した場合の費用との差額の３分の１。新規導入だけでなく、入れ換えも同様。設置費用も含む。
対象となる装置は�［篥犢�場、食品や農水産物加工場等の冷凍機、冷蔵庫、冷温熱給水器、空調機器�∋埔譟∧�流倉庫等の冷凍機、冷蔵庫、空調機器��スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の冷凍機、冷蔵庫、ショーケース、空調機器など。
補助により新たに設置する装置は、冷媒としてフロン類（ＣＦＣ、ＨＣＦＣ、ＨＦＣ）を使用せず、アンモニア、二酸化炭素、空気、炭化水素、又は水等の自然冷媒を使用したもので、フロン類を使用したものより省エネルギー性能に優れた低温用の冷凍・冷蔵・空調装置であることが必要。
2011年度の補助金予算は３億3300万円(案)。設備更新の予定がある事業者は今から準備を進めるといい。
問い合わせは同省地球環境局地球温暖化対策課フロン等対策推進室（電話03-3581-3351、内線6753）まで。
近年は自然冷媒を使った冷凍装置の性能が向上して省エネ性が高まっているが、フロンを使った機器に比べコストが高くなるケースが多い。この補助金制度は、その差額の一部を埋めることで自然冷媒装置の普及を高め、エネルギー起源ＣＯ２の削減だけでなく、高い温室効果があるフロンの排出防止による温室効果ガスの排出削減も促進することが目的。
