キユーピーは中国事業全体の経営管理機能の強化を目的に、中国統括会社を設立する。新設する会社は中国事業の効率的なマネジメント体制の構築を担う。
同社は1993年の「北京丘比食品有限公司」を皮切りに、2002年に「杭州丘比食品有限公司」、2015年には「南通丘比食品有限公司」を設立し、中国でマヨネーズ、ドレッシング、ジャム、タマゴ加工品を中心とした食品を製造販売してきた。
同社の中国事業は、2016年11月期の売上高が現地通貨ベースで前年比約124%と、中国の経済発展を背景に急速に拡大している。また、家庭用マヨネーズのシェアは北京で90%、上海で60%、広州で80%をしめておりおり、「中国事業の体質強化を図ることで、伸長する中国市場に向けた食の提案を加速していきたい」としている。