【年頭所感】
厨房のプロ育てる
日本厨房工業会 渡辺 恵一会長

      渡辺会長

 当工業会は厨房設備士の資格認定制度、業務用厨房設備機器基準、厨房設備機器展の開催、月刊厨房の刊行の4つを柱に据えて活動している。特に「厨房設備士の資格認定制度」は1967年(昭和42年)10月に発足し、以降半世紀近い歴史の中で数多くの厨房のプロフェッショナルを輩出した。有資格者を対象としたフォローアップ研修会も継続して実施し、設備士各位の高度な専門的能力の維持向上に取り組んでいる。
 「業務用設備機器基準」は改訂版基準に基づく自主検査制度がスタートし、既に機器を登録した会社も出ているが、業界を挙げての衛生・安全・環境保全への取り組みに向け、今後一層高まるものと期待している。
 一方、委員会「Going Global」では、会員企業と日本の厨房機器の海外進出に向けた議論が進めている。今後もこれら諸活動を積極的に推進して当業界の発展に寄与し、人間生活に欠かせない「食」を支える重要産業として、社会貢献を果たしていく。