製パン製菓機械売上高3.6%減、「創意工夫絶やすな」

 日本製パン製菓機械工業会は第51回通常総会を仙台でこのほど開催した。今期は役員改選期にあたり、田中利幸理事長が再任されたほか、青木義昇常務理事の退任に伴ない梶原秀浩理事が常務理事に選任された。 

田中利幸理事長

 田中理事長は「工業会の昨年の売上高はパン機械が約8%の大幅ダウン、菓子機械が約2%増となりトータルでは3.6%減となった。このような状況下で、市場のパイが変わらないからと我々はあきらめるわけにはいかない。何とか創意工夫で市場のパイを広げることはできないか」と呼びかけた。
 そこで、「市場を開拓するには“市場の創造”と“市場の拡大”が重要となる。国内では“創造”が必要で、“拡大”は海外、特に成長市場であるアジアに目を向けていかなければならない」と語った。
 また、「今年度の事業活動としては創設50年記念事業がある。来年3月にはモバックショウの開催もある。会員各社に活発に事業活動に参画いただき、市場の獲得を図っていただきたい」と挨拶した。