FOOMA JAPAN2018、いよいよ来週開催
史上最多798社が集結

FOOMAに向けて新製品を開発する企業は多い。
今回は80社超、100製品以上が新製品、または
初披露となる

 アジア最大級の「食の技術」総合トレードショー「FOOMA JAPAN2018 国際食品工業展」が東京ビッグサイトで6月12〜15日に開催される。東展示棟の全ホールに過去最多の798社が出展する。日本食品機械工業会主催。
 今回のテーマは「食の技術は無限大。」。各ブースでは食品製造・加工機械を中心に、原料処理から包装・物流まで食品製造プロセスの自動化や効率化、省力化に貢献する新製品の他、ロボットやIoTなどを活用した生産システムが多数登場する。
 増田文治実行委員長(マスダック社長)は「国内外のユーザー業界に日本の食品機械の実力、進化をいかんなく発揮する舞台」と位置付けており、「食の技術の無限の広がりを提示する」と開催への意気込みを語っている。

海外来場者数が増加、国際化を後押し

 海外からの来場者数は昨年3700人を超えた

 今回、新たな取り組みとして「衛生対策製品紹介プラスコーナー」を開設する。HACCP導入など食品工場で対応が急がれる衛生対策について商品提案や情報発信を行う。
 国際化に向けた取り組みも後押しする。JETRO(日本貿易振興機構)がASEAN諸国などから招くバイヤーとの「JETRO商談会」を実施する。
 米国州政府協会やインドネシア食品・飲料業者連盟、オランダ大使館など海外11カ国から13の駐日大使館、国際機関・団体が出展する。ミニセミナーでは各国の担当者が現地市場の動向や投資環境、食のトレンドなどを発信する。
 海外からの来場者数は昨年3700人を超えた。アジア圏以外の来場者が増加しており、中でもアフリカは前年の1カ国から6カ国、北米・中南米は4カ国から8カ国へと広がる。運営事務局は「日本製機械に対するグローバルな関心の高まりが見て取れる」としている。

ホッピービバレッジの石渡社長が講演

講師を務めるホッピービバレッジの石渡美奈社長

 日食工は今年5月に創立70周年という節目を迎えた。これを記念して、これまでの活動と歴史を振り返る特別展示や豪華賞品が当たる抽選会を行う。
 恒例の「ビジネスフォーラム」(入場無料)では、会社の売上げを5倍に伸ばしたホッピービバレッジの石渡美奈社長が「あなたが変われば、世界が変わる!〜体当たりで挑んだ経営改革と業績回復までの奮闘の軌跡」をテーマに6月13日(水)講演する。来場者だけでなく出展社も参加できるよう配慮し、講演時間を展示ブース閉館後の午後5時〜6時半としている。 
 また、元シンクロナイズドスイミング日本代表の青木愛さんは“1日広報委員長”として会期初日に会場を視察し、トークイベント(16:00〜16:30)に出席する。この他、国内外の大学・研究者らがポスターセッションや口頭発表会によって研究成果を報告する「アカデミックプラザ」や「出展社プレゼンテーション」、「日本食品工学会フォーラム」、「EHEDGセミナー」など様々な情報収集の場を提供する。

             昨年の来場者数は10万人を超えた