衛生モニタリング機器使い、「手洗い教室」

 3Mジャパングループと日本マクドナルド社は、相模原市が30日開催した児童向け「手洗い教室」を支援した。3Mジャパングループのスリーエム ヘルスケアが提供する衛生モニタリング製品を使用し、目に見えない手の汚れを測定。市内のマクドナルドの店長とスタッフが手の洗い方などを指導した。

測定用試薬で手のひらをふき取る様子

 「手洗い教室」はインフルエンザの本格的な流行前に、子どもたちの予防に対する意識を高めてもらおうと同市立小山小学校と同市教育委員会が主催した。同小学校の3年生90名が参加した。
 学校の先生も「風邪予防の基本は手洗いだが、本当に手がきれいになったのか分かればこどもたちの関心も高まるはず」と期待を寄せていた。
 参加した児童からは「教えてもらったとおり洗ったら、測定数値が下がってうれしかった」、「正しい洗い方を家族にも教えてあげたい」などの感想があった。また、参観した母親からは「手洗いの仕方をきちんと教えてもらう良い機会となった」、「手がきれいになったことを数値で比較できたのが良かった」などの意見があった。
 「手洗い教室」で使用したスリーエム ヘルスケアの衛生モニタリング製品「3Mクリーントレース ATP測定機器・測定用試薬」は、日本マクドナルド社を始め食品を扱う企業の衛生管理に使用されているが、学校の授業で使用するのは今回が初。