来年３月凍菜新工場完成
既存工場で原料処理、新工場で最終加工
新工場完成予想図
冷凍野菜専門メーカーのびえいフーズ（北海道上川郡美瑛町、國重泰生社長）は、冷凍野菜の新工場を来年３月の稼働をめざして本社敷地内に新設している。総投資額は約30億円。新工場の稼動により2000〜3000ｔ増産できる見込み。
新工場は一部２階建て、延床面積4448�屐Ｎ篥猝邵擇寮渋ぃ殴薀ぅ鵑鮴瀉屬垢襦４�存の工場で原材料の洗浄、皮むきなどの下処理を行い、それ以降の工程を新工場が担当する。これにより「新工場は食品残さを出さず、異物混入が発生し難い製造ラインを実現する」（同社）。
投資額の主な内訳は、建屋12億7000万円（清水組の施工）、機械・設備13億1000万円（三菱電機冷熱プラントの元請）。総投資額のうち12億6400万円を農水省の産地パワーアップ事業補助金で賄う。
同社は2013年、旧びえいフーズが経営危機に陥った際、取り引き先のノースイ、ライフフーズの支援を得て、新生「びえいフーズ」として立て直しを図ってきた。19年３月期の売上高は約15億円。新工場の稼働で24億円程度まで伸ばせると見込んでいる。