小杉直輝氏監修による「食品工場改善」
伊藤忠フレッシュの改善事例 –６-
バトンタッチゾーンの導入（１）
――伊藤忠フレッシュ(株) （センター経営改善担当） 西川隆雄専務
大型テーブルの問題点
チルドすき身の改善からスタートし、コンベアの撤去による冷凍まぐろの柵作りラインと改善した当社は、その後も様々な改善に取り組んだ。
バトンタッチゾーンの事例
陸上競技のリレーでは速い人が遅い人をバトンタッチゾーンでカバーする。バトンタッチゾーンはライン作業内にも必要であることを小杉先生から学んだ。
静岡センターの作業を分析したところ、バトンタッチゾーンが必要な所がいくつも存在した。
バトンタッチゾーンの手法をライン内に落としこんだ実例を説明する。
この当時はダメなら元に戻せばいいので、まず変えてみようと考えていた。しかし、ダメなら何故だめなのか、本当の原因を見つける手法が改善を進めるにつれて必要になっていった。
改善前は次のような配置で作業をしていた。
�，虜邏伴圓�カットした製品を�△虜邏伴圓�計量��の作業者が袋詰め�い虜邏伴圓�箱詰め作業をしていた。
�，鉢△�手待ちなしだと���い�手待ち発生してしまう。しかし��を１名に減らすと製品が滞留してしまう状態だった。
先生に相談すると、テーブルを取り払ってしまえと言われた。