足立会長
企業の社会的責任と包装の関係に理解を深め、社会のニーズに対応した高度な包装の開発に取り組む。特に食品の安全・安心への高まりからトレサビの浸透とこれに関連する高度なシステムの構築は、消費者に対する大きな命題になっている。また、3Rの一層の強化と低炭素社会実現の手段として期待が高まるカーボンフットプリント制度への対応は、国際規格の策定が進められている現在、日本でも国際的な視野に立った取り組みを強化する必要がある。
この状況下で協会は包装の社会的意義を問い、包装の社会と環境適性を享受できる事業を展開していく。若い世代から高齢者まで幅広い層と関わりを持つユニバーサルデザインへの理解は深まっているが、これまで以上に啓発し、産官学のみならず消費者との連携を強めていきたい。