紙製かき氷カップを開発、海洋プラ削減に貢献

 食品包装資材卸の折兼(名古屋市、伊藤崇雄社長)は「海と日本PROJECT」のロゴが入った環境にやさしい「紙製かき氷カップ」を6月24日発売した。

 海水浴場などで使用されるかき氷カップはプラスチック製が一般的だが、海洋プラスチック問題の解決に貢献するため、カップの内面に耐水加工を施した紙製を開発した。

 寸法は口径92.7mm×高さ91.5mm×底径66mm。絵柄は「モダン」、「ポップアニマル」、「水玉ペンギン」の3種類をデザインし、業種を問わず様々なシーンで使用できるようにした。

 「海と日本PROJECT」のロゴを印刷することでプロジェクトの消費者認知度を上げるとともに、「紙製カップを採用した企業側にとっては環境活動のアピールにつながる」(同社)。

 「海と日本PROJECT」は日本財団、政府の総合海洋政策本部、国土交通省が主導し、日本全国の海に関する情報提供やイベント開催にオールジャパンで取り組んでいる。折兼は推進パートナー企業として参加している。

       左からは「モダン」、「ポップアニマル」、「水玉ペンギン」