海洋プラスチックごみ問題やアジア各国の廃棄物輸入規制などをめぐって、環境省は３Ｒ＋Renewable（再生可能資源への代替）を基本原則とする「プラスチック資源循環戦略」をこのほど策定した。早速、レジ袋の無償配布を禁止する法令を制定すると３日発表した。
プラ戦略では2030年までにワンウェイ（使い捨て）プラスチックを累積25％排出抑制、バイオマスプラスチックを約200万t導入など「世界トップレベルの野心的な」（同戦略）数値目標を打ち出しおり、６月に開催されるＧ20大阪サミットで環境問題の議論をリードするねらいがある。
さらに海洋プラの流出削減と３Ｒ（リデュース、リユース、リサイクル）の推進に加え、リサイクル技術やノウハウを発展途上国に提供し、地球規模で実効性のある対策支援を進めるとしている。
レジ袋の有料義務化は重点戦略に掲げる。無料頒布をやめて「価値づけ」することで消費者にライフスタイルの変化を促すとしている。また、石油由来プラの代替品の開発、利用を促進する。
アジア各国による廃プラの禁輸措置を受け、国内のリサイクルインフラの確保、サプライチェーンの整備など適切な資源循環体制を構築する。 喫緊の課題である海洋プラごみ対策については、�．櫂ぜ里董ι塰‥蟯�撲滅に向けた措置の強化、�∪�顔剤などのスクラブ製品に含まれるマイクロビーズ削減の徹底、�３ご濾挫緤�の回収処理、�こね寮己�解性プラなど代替品の開発、利用促進、�コね里瓦澆亮詑崘聴�（モニタリング・計測手法の高度化）を並べた。