脱臭機能付きポリ袋洗浄機

 カネミヤはポリ袋自動洗浄機「Bun−Sen」の新機種「KSW1545」を開発した。脱臭装置を備えてにおいの強い食材用にも用途を広げる。汚れた業務用ポリ袋は産業廃棄物として処理に費用がかかるが、洗えば資源として高く引き取ってもらえる。

脱臭装置を備えたポリ袋自動洗浄機

 遠心力と摩擦で袋を破り開き、振動で充分に浮かせてから水を噴射して汚れを落とす構造。少ない水でも高い洗浄能力を発揮している。新機種は脱臭装置を備えて、にんにくなどにおいの強い食材にも対応、従来機種に比べ幅広い用途を呼びかける。
 全長5.5mから4mに変更してさらなる省スペースの設計とした。また、外装は工業デザイナーがデザインしたおり、見た目のイメージアップにつなげた。
 環境保護と経済性を兼ねており、汚れたままの袋を産廃処理業者に引き渡せば費用がかかるうえに、焼却や埋め立て処分となる。しかし、洗浄してリサイクルすれば、ゴミにならずに済む。
 同機シリーズは大手水産、冷食、乳業メーカーなど幅広く導入を重ねている。ある菓子メーカーはホイップクリームのように油脂分が多く残っている袋の洗浄に活かしている。